お か は ん 豆 事 典 「 ぬ 」

主になる





おかはんができたら、
いつでも、食べにきてほしい
主のごとく、お店の片隅に陣取ってていいよ。

と店長が言っていた、店長の祖母。

早く母を亡くした店長にとっては、
頼りになる祖母だ。


店長が小学校三年のとき、
その祖母がいっていたことば、

通りでたっちゃんが、友達と歩いていたので近づいたら、
「うちのおばあちゃんって、
逆立ちしてハーモニカが吹けるんだよ!」

と自慢していたので、
恥ずかしくて声がかけられなかったそうだ。


60歳にして、コンピュータ教室に通い、
プログラムから習ったという、バイタリティあふれる
おばあちゃん。

開店の寸前に、倒れて病院に。
仕込みの合間に、必ず病院に見舞うのが
現在の店長の習慣。

早く直って、おかはんで主のごとく過ごして欲しい…
  …は、店長の願い。