ALPSプリンター トラブル記録





20130212


こちらは浴衣のねこみみ娘用にデカール製作していた際に情報室に現状報告でUPした画像をまとめてみました。 デカール製作のトラブルに関して興味のある方に参考になれば幸いです。 ページの上から下にかけて順番になっています。







2013.3.25

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↑何重も重ね印刷するとインクリボンが〜><;

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↑検討中

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2013.4.27

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↑ようやく出揃いましたデカール群

デカールの量産用のデータが出来たので一通りプリントアウトを試してみようとテストしたところ、瞳など小さい面積だと問題ないのですが、ゆかたの柄をB5用紙全体にプリントしようとすると下の画像のようにプリンタ本体のどこかにプリント面をひっかいて削ってしまうところが3箇所ほどて、必ず用紙の下の方に削れスジができてしまうようになりました。。。 他のヘッド部の画像を見て頂くとわかると思いますがヘッドの両脇にクリーム色のハケのようなものが取り付けてあるのですが、それがボロボロと崩れるほど劣化している状態で片方はちぎれて全部とれてしまいました。これが無くなったあたりから ヘッドが左右に動いているときに紙の端っこを引っ掛けるようなバサッバサッという音がするようになりました。 それがプリント面にキズをつける動作になっているのかはわからないのですが、もしこれを見て対処方法とこの破けた薄いゴムのハケのようなものは何かで代用できるかわかる方いらっしゃいましたら是非お教えください。m(__;)m

そろそろメーカー修理に出さないとダメかなぁ。。。


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矢印の箇所がどこかでひっかいてスジ状になっているキズ部分

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セットしてみてもどこが干渉しているのか判断つかず・・・ローラーのとこではなさそう

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ひっかいて線が入ってしまった部分は別にプリントアウトしてお付けしますということで。(^^;


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赤丸の部分についていた部品、なにか代用品は無いものかなと。


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こちらももうじき千切れそう。


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ぼろぼろ〜。








2013.5.13

ここで、浴衣の柄のレイアウトミスに気がつきまして、修正作業とデカールのプリントアウトのやり直しをしようと新しくデカール用紙を買ってプリントアウトしたところ、MDプリンタがうまく印刷してくれなくなってしまいまして、打開策を検討しはじめました。

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ウチに同じような材質のスポンジがあったので、薄く切って取り付けてみました。均一に切れてないですが(^^;

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新しくamazonで通販したデカール、MD5500が使えなくなった場合も考えてインクジェットプリンタで製作可能なおうちdeデカールも検討しようと買ってみたのですが・・・。

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昔買っといたタトゥーシールもついでに比較してみようと。

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上がおうち、下がタトゥー、タトゥーの方は古くて劣化しているせいか透明部分が薄茶色でわかりやすくなってしまっています。(^^;両方ともモノは同じようなので同じ価格で入っている枚数がおうちの方が2枚、タトゥーシールは3枚でタトゥーシールの方がお得です。しかしインクジェット用のものはウワサどおり貼る位置を決めたらそこからずらすことができず、シールのように貼るだけで貼る所も曲面には貼りづらくて平面向きかなと。薄手と書かれていますがMDプリンタ向けのデカール紙よりも厚さがあって印刷した後に貼る糊シールを張り合わす際の気泡を抜くことが難しいのでどうしても画像のようにデコボコとした感じになってしまい、(乾くともうちょっとマシになります。)これは難しいなぁと。。。

結局、今回のゆかたの柄は特にMDで出したドット感が元絵の生地に描かれた柄の感じに丁度良い事もあり、MDプリンタの方でなんとかしようという結論になりました。

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そこで今度は予備にとってありましたMD5000をひっぱり出してセットアップ、USBパラレル変換ケーブルがうまく認識してくれなくてセットアップするのに1日かかってしまいました。orz

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プリントアウトテストしてみたところ画像ではわかりにくいと思いますが、MD5000の方は色が薄くなったりひっかきキズができてしまうような事は無いもののMD5500と同じ箇所で色味が変わるところがあり、これはヘンだぞと気がつきました。もしや柄のデータかデカール用紙の問題?(^^;

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↑平滑紙に普通にテスト印刷してみましたがまったく問題ないようです。 画像データも再チェックしましたが、赤と青と緑の単色のベタ塗りされた指定に間違いはなく、あとはデカール用紙へのインクの乗りが悪くなっているじゃないかということでエナメルシンナーでデカール紙をササッと拭いてよく乾かしつつ、MD5000で単色をベタ印刷などしてヘッドを暖めて馴らしたあとに印刷してみたところちょっと良くなりました。プリンタヘッドのヘタリ?も原因かなぁ。。。平滑紙は問題ないけれどデカール紙には印刷しにくくなってしまっているとは。。。

デカール用紙はテストしていた時のものと勿論同メーカー品なのですが、テストしていた時のものは買い置きしていた何年か前のもので、今回プリントに苦労しているのは最近購入したものです。台紙の色(水色)の濃さが変わっていて生産ロットが明らかに違う感じなので、もしかしたらそこに何か原因があるのかもしれません、とにかく新しく買ったものか他社のものでうまくプリントできるようにがんばってみます・・・あと、念のため違うお店で同じデカール用紙を買いなおしてみる手もありますね、それとMD5500もずっと「厚紙」設定でやっていたのですがどんどんスレが酷くなっているのでメーカーにメンテナンスに出そうと思います。(^^;





2013.5.14 追記

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昨日HP更新後、MD5000でまたいろいろ試していたのですが、ベタ塗りのテストプリントをした直後にゆかたの柄のデカール印刷をするとなぜか比較的綺麗にプリントされるのに気がつき、それではと印刷データに最初に印刷されるシアンでベタ塗り領域を作ってやってみたところ良くなってきました。さらに数撃ちゃ当たる方式でプリントアウトをバンバン行なっているとインクリボンがなくなりました。
そこでリボンのカートリッジ交換をしたとたん、色味が変わる色ムラがほぼ無くなりまして、どうやら今回のトラブルの答えの1つはインクリボンの劣化によるものだったようです。(^^;
そういえばこのセットしていたインクリボンはいつ開封してセットしたのか覚えていない・・・デカール製作開始時には問題なかったので疑いませんでした。(^^;;;
デカール用紙のロット違い説はハズレで買いこんだデカール紙が無駄にならずに良かったのですが、エナメルシンナーでデカール紙をササッと拭くと調子が良いのは変わらずです。
あと、まだ3・4回に1度くらいプリント結果が色味が変わってしまう事があるのですがそれはケーブルとコネクタの接点が怪しい気がするので接点復活剤でメンテしてみようかなと。
いやはや、古い機材なのでしっかりメンテナンスしてあげないといけませんね。(´ω`)ゞ

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だいぶ成功率が上がってきたのでホッとしたのもつかの間、MD5500と同じ箇所で縦スジのキズが入るようになりました・・・/(^o^)\



2013.6.4

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前回MD-5000でちょっとキズが入るものの何セット分か出力できたのですが、できればMD-5500の方でキズが無いものをと思い メーカー修理に出しました。 そして修理完了して戻ってきたのですが・・・。


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結構いろいろ取り替えたようですが部品代は意外と安い感じですね、 料金には返送料込みです。

MD-5500は2015年5月31日でメーカー修理対応が終了するそうです。
まだご愛用の方は、それまでに一度メーカーへメンテナンスに出される事をお勧めします。


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ヘッドを含めたキャリッジ部分まるごと交換でキレイになりました。

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スレキズは無くなって紙送りもしっかりされるようになって良かったと思いきや・・・。

残念なことに印刷結果は不調の時と同じく薄く印刷されてしまいました。
MD-5000で効果があったベタ塗り領域を作っても状況は変わらずでした。
印刷でたまに色ムラが起こったり色が薄くなってしまうと不具合を申告していたのでヘッド交換と なったと思いますが、これですとプリンタ側ではなく他に原因があると言う事になりますね(^^;

ちなみにUSBケーブルとインクリボンを別の物に交換、ドライバも入れなおして再認識させてテストも してみましたが結果は変わりませんでした。

そこで修理サポートの方に連絡して意見を伺ったところ、ドライバに原因があるのでは?と言う事で 現在webには公開されていないベータ版のドライバを送ってもらえることになりました。
そのドライバはおそらく噂に聞くXPのSP3問題の時に対策として作られたであろうものかと思いますが、 それがあればうちのXP機でテストできるのでそのドライバのディスクを待ってまたテストしてみようと思います。








2015.4.20

注型トラブルにつづき、こちらも更新をかなり放置してしまいましたが最終報告いたします。

上の記事の後にALPSのカスタマーサポートから送ってもらったベータドライバが届き、早速MD5500を別PC(windows XP機)に接続してドライバを入れてテストしてみました。しかし、残念ながら結果は変わらず色味は薄くなってしまい、お手上げとなりました。
そこで、ダメ元でALPSのカスタマーサポートの方へ何か打開策は無いか問い合わせしてみました。

メーカー保証外なデカール紙への印刷ということだったのですがカスタマーサポートの技術担当の方が親身に対応して頂けまして、私が印字ヘッドにかかっている熱量がデカール紙に対して弱いのでは?という話をしたところそれに対する良いアドバイスを頂けました。

それは、MD5500で実装された「印刷本紙」モード(これはカタログなどの定着が悪い紙向けに用意されたもので、熱がかなり強く出るようになるモード。) か、任意に製作した紙のモードで隠しメニュー的な濃度調整設定を開いて熱量をマニュアル設定してみてくださいとのことでした。

早速試した結果、いままでよりも安定した色味でプリントできるようになりまして、ようやく問題解決に近づけました。
完全解決と言えないのはまだたまに色味がまだらになる事があり、しかしそれはサポートの方曰くデカール紙にはインクは定着せずに不安定にのっかった状態になるのでヘッドがシアン→マゼンタ→イエローの順に印字する際にマゼンタがシアン層を、イエローがマゼンタ層をひきずってしまいそうなってしまいます。OHPシートでも同様の事が起こるのですがそれは改善は無理なのであきらめてください、とのことでした。(^^;

その後、年末〜2014年の1月まで何回かプリントアウトを行ったのですが、室温やデカール紙のロット、インクリボンの状態でも結果が左右されてしまってその都度濃度の微調整をしたりして「今日は調子良いぞ」というときにまとめて刷らないとダメで大変でした。

今回の件ではMDプリンタで印刷するには定着がしっかりできないデカール紙+淡い色合いだったという事で難易度を上げて無茶をしてしまったなと反省いたしました。
今後はもっと量産性に気をつけて作ろうと思います。


ところで上の方にも書いてありますがMD-5500は2015年5月31日でメーカー修理対応が終了致します。もうあと一月なんですね、もしまだ愛用している方がいましたら最後の点検に出されると良いのではないかと思います。

ウチのはこの件でメンテできましたのでこれからまだまだ活躍してもらおうと思います。(^^)ゞ


20140205












last update 2015.4.20